kintone資格の全冠達成までの道のり< カスタマイズスペシャリスト編 >
はじめに
お久しぶりです。JCSでkintoneの伴走支援や開発を担当しているkと申します。
これまでに2回、「kintone初心者がエキスパート試験に合格するまでの道のり」という題名で、アソシエイト試験とカイゼンマネジメントエキスパート試験の受験記を書かせていただきました。
まだ読んでいない方や、これから受験を考えている方は、お時間のあるときにでもぜひ読んでみてください!
そして今回、ついにカスタマイズスペシャリストとシステムデザインエキスパート試験にも合格し、すべてのkintone資格(2025年11月06日時点)を取得することができました。
そこで今回は、「kintone資格を全冠するまでの道のり」として、カスタマイズスペシャリスト試験とシステムデザインエキスパート試験の受験記を書かせていただこうと思います。
今回は、カスタマイズスペシャリスト編です!
(おさらい)kintone認定資格とは?
kintoneの認定資格には、スキルに応じて4段階6種類の試験があります。(2025年11月06日時点)
一般的な資格と同様、それぞれの資格で求められる知識やスキル、経験が異なります。簡単にまとめると、以下のようなイメージです。
アソシエイト:初級者向け。kintoneの基本的な知識が一通りあることを求められる。
スペシャリスト:中級者向け。kintoneの実践的なスキルを持っていることが求められる。
エキスパート:上級者向け。kintoneを使った業務改善を推進できるスキルと経験が求められる。

※詳しくは[公式サイト]をご覧ください!
今回の記事では、カスタマイズスペシャリスト試験について、私の体験を含めてご紹介します。
kintone認定カスタマイズスペシャリスト試験への挑戦!
カスタマイズスペシャリスト試験とは?
-概要-
kintone API、User API、cybozu.comの仕様や設定について基本的な知識を持ち、プログラミングを用いたkintone開発のスキルがあることを証明する資格です。この試験では単にAPIやJavaScriptの知識だけでなく、kintoneの仕組みを正しく理解し、最適な方法でカスタマイズを設計・実装できる力が問われます。
-試験内容・合格基準-
試験は、択一選択と複数選択の選択式問題で構成されています。
問題は、全40問、60%以上の正答で合格となります。
kintoneの設定や基本仕様を理解していることを前提に出題されるため、APIやプログラミングの経験がある方でも、kintone特有の仕様をしっかり押さえておく必要があります。

※ 詳しい内容は、[公式サイト]をご覧ください!
受験経緯と受験結果
-受験経緯-
受験した一番のきっかけは、サイボウズさんが実施していた「kintoneカスタマイズスペシャリスト試験 無料バウチャーキャンペーン」です。(現在は終了しています)

もともと kintone のカスタマイズ経験といえば、R3 さんの「カスタマイン」を少しいじったことがある程度でした。
JavaScriptの基本的な文法は理解していたものの、kintone API を使ったカスタマイズやプラグイン開発といった実践的な領域には、全く手を出せていませんでした。
そんな中、幸運にも無料でバウチャーをいただける機会があったので、「せっかくならこの機会に挑戦してみよう」と受験を決意しました。
当時のスキルレベルは、JavaScriptの基礎をかじっただけの、まさに「素人に毛が生えた程度」の知識しかありませんでした。
-勉強期間-
1ヶ月半
-受験結果-
無料バウチャーの有効期限が6月末だったのですが、有効期限ギリギリの6月28日に無事合格することができました。

実際に行った勉強方法
ここからは、私が試験に合格するまでに実際に行った勉強方法をご紹介します。
全体の学習の流れとしては、Cybozuさんが公式で公開している「kintone認定資格 カスタマイズスペシャリスト学習ガイド」を軸に進めていきました。

STEP1:JavaScript の復習
最初は、JavaScriptの基礎をしっかり固めるところから始めました。
ありがたいことに、Cybozuさんはこれから開発者を目指す方に向けて、JavaScriptの基本をわかりやすく解説したチュートリアル「はじめようJavaScript」を公開してくださっています。
私も最初はこちらを確認することにしました。基礎的な内容は理解している部分も多かったため、サッと読み進めましたが、理解があいまいだった「非同期処理」については、他の技術記事なども参考にして集中的に学びました。
非同期処理の勉強で参考にさせていただいた記事は以下になります。
【ES6】 JavaScript初心者でもわかるPromise講座
私はもともとJavaScriptの基礎知識があったので、Cybozuさんの記事を復習のつもりで活用しましたが、もしまったく初めての方であれば、ProgateやUdemy、書籍などを使って最初に基礎をキャッチアップしておくのがおすすめです。
STEP2:kintone開発の知識習得
JavaScriptの基礎を一通り復習し終えて、kintoneカスタマイズの勉強に入りました。
最初は「はじめようkintone API」を読みながら、kintone特有のコードの書き方やイベントの仕組みを確認していきました。
JavaScriptの基礎がある程度身についていたおかげで、大きくつまずくことはなく「なるほど、kintoneではこういう感じで動作・実装するのか」と思いながら進められたのがよかったです。
「はじめようkintone API」で一通り基礎を学び、kintoneカスタマイズの全体像がなんとなく把握できたあとは、「kintone認定資格 カスタマイズスペシャリスト学習ガイド」を使って、より詳細な部分や実践的な部分を勉強しました。
各セクションで気になった箇所や試験に出そうなところはノートにメモを取ったり、何度か読み返しながら理解を深めました。
特に意識して見ていたのは、セキュアコーディングガイドライン、フィールド形式、kintone JavaScript API、kintone REST API、User APIなどです。 理解した内容の整理や実践問題に取り組む際は、DevCamp の動画も活用しながら学習を進めていました。
STEP3:kintneAPIを利用したカスタマイズ の作成
kintoneカスタマイズを学んだあとは、kintone開発者ライセンス を取得し、開発環境で実際にカスタマイズを作成してアプリに適用してみました。

kintone API を使ってカスタマイズの「作成 → 動作確認 → 修正」というサイクルを繰り返し実行していました。気になったAPIを試したり、複数のAPIを組み合わせたりしながら、「これってこうしたら動くんじゃないか?」「こんなこともできるかも?」と試行錯誤を重ねるうちに、自然とカスタマイズに対する理解が深まっていきました。
作成したカスタマイズが、一発でうまく動くことはなかなかありませんが、cybozu developer communityや AI を活用しながら理想の動きを完成させたときの達成感は資格勉強のモチベーション向上につながると思います。
「kintoneってこんなことまでできるんだ」「逆にこれは仕様上できないようにしてるんだな」など、実際に触ってみてこそ気づける発見がたくさんあります。最初は、「ボタンを押すと文字列(1行)フィールドの値が更新される」という簡単なカスタマイズから始めました。
そこから「テーブル内フィールドを更新するには?」「このプラグインは裏側でどう動いてるんだろう?」と興味が広がっていき、実践を重ねるごとに知識の幅や理解の深さがどんどん増していきました。
実際に手を動かして試してみることは、本当におすすめです。
すべてのAPIを網羅する必要はなく、「よく使いそうなもの」や「気になったもの」だけでも十分だと思います。自分の興味に合わせて触ってみることで、学びがより楽しく、身につくものになると思います。
受験をしてみての感想
カスタマイズスペシャリスト試験を受けて感じたのは、kintoneカスタマイズの知識を覚えることも重要ですが、kintoneの基本仕様を深く理解しておくことも大切だと感じました。 試験では、kintoneの基本機能を理解していることを前提に問題が出題されます。
kintoneアソシエイトを取得し、カスタマイズスペシャリストの勉強をしている方であれば、少し復習するだけで思い出せることが多いので、隙間時間などを使って基本仕様の復習はぜひ行うことをおすすめします。 逆に言えば、カスタマイズ知識に多少抜けがあっても、基本仕様を理解していれば、そこから逆算して答えにたどり着ける可能性があります。そのため、試験勉強や直前対策では、カスタマイズだけでなく、kintoneの基本仕様の復習も忘れずに行うことをおすすめします。
また、手を動かして実際に試してみることも非常に重要だと感じました。カスタマイズスペシャリスト試験は奥が深く、覚えることが多いため、途中でモチベーションが落ちることもあります。しかし、kintoneカスタマイズを実践してみることで、勉強した内容が身についていることを実感でき、うまくいかない場合には「なぜできないのか」と考えるきっかけになります。
そのため、知識をインプットするだけでなく、簡単でも良いのでkintone APIを使って何かを作り、修正を繰り返すことをおすすめします。このような実践の積み重ねでカスタマイズ知識や関連知識が自然と身につきます。この実践経験は試験でも非常に役立ちました。
おわりに
今回は「カスタマイズスペシャリスト」試験で実際に行った学習法や、受験を通して感じたことをまとめました。
これまで受験してきたkintoneの試験の中で、最も専門的な知識が問われ、奥が深い非常に難易度の高い試験だと感じました。
勉強中は諦めそうになったこともありましたが、実際に取り組んでみると学ぶことが多く、取得して本当によかったと思っています。
プラグインが裏でどのように動作しているかや、どのようなカスタマイズが危険かといった点も意識するようになり、資格勉強をする前と後では、kintoneを見る視点が格段に広がりました。
これから受験を考えている方や、少しでも興味を持っている方にとって、試験を受けるきっかけになれば嬉しいです。
拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
もし、学習や実践においてさらなるサポートが必要な場合は、ぜひ当社の伴走支援サービスをご利用ください。初心者から上級者まで、業務改善とスキルアップを全力でサポートいたします。
一緒にkintoneを使いこなし、業務効率化やビジネスの発展を目指しましょう!!
この記事を書いた人
k
kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート
kintone認定システムデザインエキスパート
2023年にJCSに入社し、kintoneを扱うDX推進グループに配属されて以来、学びを重ねながらkintoneを使った業務改善・開発に勤しんでいます。
自信をもってkintoneエキスパートと名乗れるよう、日々奮闘中です🔥

