#メンディと学ぶkintone
Vol.2 SUM関数-応用編
こんにちは。一日二食派、メンディです。
今回は前回に続いて、SUM関数についての記事をお届けします。
まだ前回の記事を読んでいない方は、ぜひこちらの記事もあわせてお読みください。
もっとメンディの…ではなくkintoneの理解が深まると思います。
特定の条件のデータだけ集計できる?
前回の記事にもあるように、SUM関数はテーブルの値を集計する関数です。
そのテーブルの中に、様々な店舗や事業所のデータが混ざって記載されているようなケースはよくあると思います。
そういうアプリで、東京の金額だけ集計したい!とか、大阪の金額だけ集計したい!という要望が出てくることはありませんか?
そんなとき、ExcelではSUMIF関数を使って、特定の条件のデータだけを集計することができます。
kintoneでも同じようにできるのでしょうか?
メンディ、調べました。
結果として、残念ですが、kintoneにSUMIF関数はありませんでした。
しかし、次のような方法でSUMIFに似た動きが実現できるようです。(参考リンク)
イメージしていたことができますね。
ただ、この方法ではテーブルに項目追加(画像でいう「大阪店売上」)が必要になり、ちょっと見た目がいやだな…ということもあると思います。
メンディ、さらに調べます。
プラグインを使って解決!
kintoneのプラグインはご存じでしょうか。メンディの所属するJCSでも配布していますが、kintoneをさらに便利にしてくれる拡張機能のことです。kintoneで少し困ったときは、プラグインを検索すると解決できることもよくあります。
今回は、プラグインを使ってかっこよくSUMIFする方法をご紹介します。
SUMIFを使えるプラグイン
rex0220さんの計算式プラグイン(試用版)
このプラグインは、求めていたSUMIF関数が使えます!
使える計算式はこちらにまとめられていますので、参考にしてみてください。
プラグインの設定画面で、大阪店の売上だけを集計できるように、計算式の欄に「SUMIF(店舗==”大阪”,売上)」と入力します。
そうすると、テーブルには「大阪店売上」という列を表示せずに、大阪店売上合計が計算されます。
理想通りになりますね。
これとは別の方法もあるので、さらに紹介します。
テーブルの項目を非表示にしてくれるプラグイン
TISさんのフィールド非表示プラグイン
このプラグインは、項目を非表示にすることができます。通常のフィールドだけでなく、テーブルの中にあるフィールドも非表示にできるのがうれしいところです。(しかも無料!)
この方法では、最初に紹介したSUMとIFを組み合わせるやり方に加えて、表示したくない項目(大阪店売上)を非表示にすることで、見た目を整える形になります。
プラグインの設定画面にある「非表示フィールド」の部分で、非表示にしたいフィールド(今回の場合は「大阪店売上」)を選択しましょう。あわせて、「非表示条件」のところで、全員に表示されないように「Everyone」を設定してください。
そうすると、先ほどのSUMIFの場合と同じような表示になります。テーブルには「大阪店売上」という列を表示せずに、大阪店売上合計が計算されていますね。
同じ画像の使いまわしみたいになってしまいましたが、この方法でも、理想通りになりますね。
どっちにしようか迷っちゃうな。
今日のまとめ
SUM関数の応用編として、SUMIF関数のように特定の条件のデータだけを集計する方法をご紹介しました。
少し手間や知識は必要になりますが、kintone界隈は情報やプラグインが充実しているので、手間をかけただけスキルも上げられる、上げやすいという側面もあると思います。
(ここから宣伝です)
ただ、もっと誰かの助けがほしいときもありますよね?
そんなときは、メンディの所属するJCSにお気軽にご連絡ください。「キントレ」という開発チームレンタルサービスを行っており、kintoneに関するお困りごとにはなんでも対応しています。
ご相談は無料で承りますので、お気軽にご連絡ください。
(宣伝終了です)
それではまた、次回をお楽しみに。
関連記事