kintone活用のヒントが満載!kintone hive tokyo 2025イベントレポ

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kintone
2025年07月30日

はじめに

2025年7月15日、サイボウズ主催の「kintone hive 2025 tokyo」では、今年も各地のkintoneユーザーが集まり、リアルな事例や情熱あふれるプレゼンが披露されました。

この記事では、参加して感じた熱気と、特に印象に残った発表を中心にレポートします。

kintone hiveとは

  • kintneの活用アイディアをユーザー同士で共有するライブイベント
  • 日頃の業務でkintoneを使いこなしているユーザーが一同に会し、業務改善につながるkintoneの活用ノウハウをそれぞれの視点で披露・共有するイベント
  • つまりkintoneユーザーのプレゼンから活用ノウハウを聞き実際のkintone導入企業の実体験を聞くことができるイベントです!

イベントスケジュール

時間内容/登壇者(敬称略)
14:00オープニング
14:10ユーザー事例①:株式会社マイナビ「人が育ち、事業が広がるkintoneと乗り越えた新規事業の“成長痛”」
14:30ユーザー事例②:一般財団法人 地域活性化センター「ペーパーレス化から始まる地域DXへの挑戦」
14:50ユーザー事例③:株式会社GENDA「あまり、使われていなかったkintoneが気づいたら世界規模になっていた」
15:10休憩(20分)
15:30ユーザー事例④:株式会社プロサス「kintoneがITなんて無理だと思っていたアナログ会社を変えた」
15:50ユーザー事例⑤:株式会社アドウェイズ「kintone自動化とデータで育てる“なにこれすげー”な業務改善」
16:10休憩(20分)
16:30ユーザー事例⑥:味の素ファインテクノ株式会社「kintoneが教えてくれた業務改善の新たな世界」
16:50ユーザー事例⑦:ロジスティード株式会社「56000名のkintone活用を目指した取り組み」
17:10休憩(10分)
17:20関東・甲信越地区代表発表、クロージング

登壇者紹介

株式会社マイナビ 五十嵐康平 氏 / 前廣悠香 氏
【人が育ち、事業が広がるkintoneと乗り越えた新規事業の「成長痛」】

マイナビ登壇者

一般財団法人地域活性化センター 西田周平 氏
【ペーパーレス化から始まる地域DXへの挑戦

一般財団法人地域活性化センター登壇者

株式会社GENDA 寺井裕介 氏
【あまり、使われていなかったkintoneが気づいたら世界規模になっていた

株式会社GENDA

株式会社プロサス 小田凪波 氏 / 黒田章太 氏
【kintoneがITなんて無理だと思っていたアナログ会社を変えた

株式会社プロサス

株式会社アドウェイズ 上森香 氏
【kintone自動化とデータで育てる「なにこれすげー」な業務改善

株式会社アドウェイズ

味の素ファインテクノ株式会社 大野隆之 氏
【kintoneが教えてくれた業務改善の新たな世界

味の素ファインテクノ株式会社

ロジスティード株式会社 辺玉婷 氏
【56,000名のkintone活用を目指した取り組み

ロジスティード株式会社

印象的だった登壇

私の中で一番印象的だった登壇は、株式会社プロサスさんの登壇です。プロサスさんの発表は、他の登壇とは一味違ったユニークな構成で、まず2人で掛け合いをしながら進めるプレゼン形式がとても新鮮でした。まるで日常の業務会話をそのまま再現しているような空気感で、リアルな現場の様子が伝わってきました。

特に印象的だったのが、小田さんが社内に構築したkintone環境を「小田トーン」と名付けていたというエピソード。ユーモアがありながらも、自分たちのツールとしてしっかり根づいている様子が伝わってきて、愛着や現場への浸透度が感じられました。

さらに驚いたのは、もともと一部署での利用に留まっていたkintoneを、「これは全社展開すべきだ」と判断し、小田さんが自ら経営陣へ提案を行ったという話です。

個人的に印象深かったのが、スライド資料の見やすさと整理のされ方です。情報量はしっかりあるのに、話の流れが追いやすく、どこを伝えたいのかが明確で、「社内提案の資料としてもすごく参考になるな」と感じました。

こうした背景から、現場主導で会社全体のDXが動き出したというストーリーは、非常に説得力があり、多くの参加者の心を動かしたのではないかと思います。

そして何より、このプロサスさんの熱量あふれる発表は、見事優勝にも輝きました。本当におめでとうございます!

会場の様子と全体の印象

私は今回がkintone hive初参加だったのですが、真面目な事例発表でありながら、会場の雰囲気はとても明るく、登壇者の“想い”がひしひしと伝わるイベントでした。

特に印象的だったのは、多くの発表に「最初は小さな改善から始まり、やがて組織を巻き込むようになった」という流れです。自分の職場でも、焦らず、地道にやっていけばちゃんと変わっていけるかもしれない。そんな勇気をもらえる時間でした。

今後に向けて

今回のkintone hive参加を通じて、「業務改善の主役は現場」という姿勢の大切さを再認識しました。

私は支援する立場として、現場で抱えている課題に寄り添いながら、小さな改善を一つひとつ積み重ねていく支援を続けていきたいと考えています。

また、今後は社内のkintoneユーザー同士での情報交換の場や、ユーザー会などへの参加も積極的に検討したいと感じました。(個人的にはkintoneCaféに参加してみたい!)

まとめ

kintone hiveは、「現場の力」を感じられる貴重な場です。まだ参加されたことがない方にも、ぜひおすすめしたいイベントです。来年の開催も今から楽しみです!また、期間限定でアーカイブ動画が公開されています!興味のある方はぜひご覧ください。

kintoneをもっと活用したい方へ – キントレのご紹介

kintoneを使った改善は、誰でもスムーズにうまくいくというわけではありません。自信や時間やスキル、何かが足りないと思う時は、私たちのような支援会社の力を借りることも選択肢の一つです。

JCSでは、「キントレ」という支援サービスを提供しています。現場の熱い力とともに、業務改善を進めさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。


この記事を書いた人

しゅん

2023年からkintoneを勉強中!
kintoneを使った伴走支援を中心に現場の「これ、なんとかならないかな」に寄り添いながら日々活動中です。
サウナが好きで、月1は絶対に行きます(ととのいたい)。