kintone×フォームブリッジ×kViewerで効率的にセミナー管理!

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kintone
2023年03月31日

ここ数年で、オンラインセミナー(ウェビナー)を行う企業がかなり増えています。それに応じて、もう少しうまく管理したい、効率化したいという要望も増えています。

kintoneとトヨクモさんのフォームブリッジ、kViewerを組み合わせると、セミナーの申込受付から申込者の管理、さらには申込者自身の受講管理ページまで作ることができます。管理用のページもお客様が使うページもkintoneでまとめられるので、管理しやすくなりますよ。

作成イメージをご紹介しますので、参考にしてください。

セミナー管理で必要なもの

セミナー管理では、以下のような機能・アプリが求められます。

  1. (管理者用)セミナー開催情報管理
  2. (管理者用)申込者管理
  3. (申込者用)申込フォーム
  4. (申込者用)申込内容確認機能
  5. (申込者用)キャンセル機能

kintoneは基本的に社内で使うアプリなので、1と2は簡単に用意できます。その反面、3~5は社外のお客様向けの機能なので、どうやって用意しようか?となります。

セミナー用のツールには集客機能も用意されている場合があります。しかし、顧客管理用のkintoneと別々になるので、データ連携をどうするかという悩みが出てきてしまいます。

そんなときに、トヨクモさんのフォームブリッジとkViewerの出番になります!

フォームブリッジで申し込みページを作成

フォームブリッジは「kintoneアカウントがない人でも、kintoneに直接データを保存できるWEBフォーム」を作ることができるツールです。

作成したWEBフォームに回答があるたびに、自動でkintoneにデータが登録されます。

セミナー管理の場合、以下のようなイメージで使うことができます。

  • フォームブリッジでセミナーの「申込フォーム」を用意
  • 申し込みがあると、kintoneの「申込者管理アプリ」にデータが保存される

kViewerで申込内容を公開

kViewerは「kintoneアカウントを持たないユーザーにも、簡単にkintone内の情報を公開可能にするサービス」です。

kViewerでページを作ると、kintoneに保存された情報を外部公開できます。つまり、セミナーの「申込者管理アプリ」の情報をお客様に公開できるようになります。

kViewerは公開範囲を設定できます。申し込んだ人だけ自分が申し込んだ情報だけを参照できるように設定できます。

フォームブリッジとkViewerを連携してキャンセル機能を搭載

最後に、「申込者用のキャンセル機能」をどうするかが残りますが、これはフォームブリッジとkViewerを連携させることで実現できます!

連携は簡単で、以下のような流れになります。

  1. kViewerにデータ編集用のボタンを設け、編集画面(フォームブリッジ)に移動
  2. フォームブリッジでデータを変更して保存
  3. kintoneのデータが更新される

画像のように「キャンセル」に変更して保存することで、キャンセル手続きができるという形です。

セミナー管理の全体イメージ

kintoneとフォームブリッジ、kViewerを組み合わせたセミナー管理は、最終的に以下のような構成になります。

外部向けの情報公開から内部の情報管理までを、kintoneをベースに完結できます。

kintoneで管理することで、すでにkintoneにある顧客データベースと組み合わせた営業活動も進めやすくなります。

セミナー開催はマーケティングや営業活動の一環であることが多いです。セミナーがどういう結果に終わったか分析し、どの顧客にアプローチしていくかなど、セミナー開催の真の目的を果たすための活動が進めやすくなります。

おわりに

kintoneとフォームブリッジ、kViewerを用いたセミナー管理の方法、参考になりましたか?セミナーだけでなく、様々な申し込みの管理に応用ができるものです。

フォームブリッジやkViewerは、kintoneと同じくノーコードで作れるものですので、非常に扱いやすいです。ただ、始めてみたいけど時間がない、よくわからなくて業務改善が進まないというケースもあります。内製することも大事ですが、まずは自分が本当にすべき業務をスムーズに進めていくことが大事です。

kintoneに関するお困りごとは、ぜひJCS DX推進グループにご相談ください。フォームブリッジやkViewerの導入~設定はもちろん、kintoneに関する各種アドバイス~開発~内製化支援まで、様々なサービスを提供しています。

まずはサービスの詳細からご覧ください。


この記事を書いた人

Yamada Takahiro

kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート。事業責任者、PjM、開発、セールス、PR、マーケティング、組織管理と幅広く活動しています。いま好きなマンガはアオアシとキングダム。
Twitter:@yamada_jcs


参考サイト