【新機能レビュー】トヨクモのユーザーページを使って、kintoneでのセミナー管理を効率化
みなさんこんにちは!高騰する電気代で目玉が飛び出たみよっちです!
そんな中、トヨクモさんから目が輝くような新機能がリリースされました。「ユーザーページ」という、kintone(キントーン)とフォームブリッジ、kViewer(ケイビューワー)を使って会員用のポータルページが簡単に作れる機能です。
最近、セミナーやウェビナーをする企業さんが増えているので、今回はそちらをお題にしてユーザーページの使い方をご説明していきます。
ユーザーページとは?
Toyokumo kintoneApp認証で許可されているフォームやビューをまとめたポータルページのことです。
ユーザーページへアクセスすると、そのユーザーに許可されたフォームやビューが一覧で表示されます。
今回のお題であるセミナー管理は、以下のような運用の流れを想定して作ってみます。セミナー申し込みされた方を会員登録し、その方がユーザーページを使えるようになるという形です。ユーザーページを使えることで、ユーザー自身が情報確認やキャンセルをしやすくなります。問い合わせ対応の手間を減らせますよ。
ユーザーページの完成イメージはこちらです。ユーザーに公開されたページが一覧で表示されていますね。
それでは、必要なアプリを用意していきたいと思います。
なお、セミナー管理をkintone×フォームブリッジ×kViewerで行う詳しい方法については、別途公開予定です。今回はユーザーページをメインにご紹介いたします。
kintone側で用意するもの
まずはkintoneでセミナー一覧、受講管理アプリを用意します。
- セミナー一覧
- 受講管理アプリ
続いて、トヨクモさんのフォームブリッジとkViewerを設定していきます。有料のツールですが、30日間の無償試用も可能ですよ。
フォームブリッジの申し込みページを用意する
ここからはフォームブリッジの設定です。
フォームブリッジで申し込みしたデータが、kintoneの受講管理アプリに登録されるようにフィールドを設定します。
作成した申し込みページはこちらです。
この際、申込後の自動メールを活用して、ユーザーページのURLを自動で案内するという形を作ることができます。
「回答後の自動処理」を選択し、「回答後処理を追加する」をクリックします。
「処理タイプ」を「自動返信メール」に設定します。
各項目を設定後、「回答後処理の追加」をクリックします。
「編集」ボタンをクリックして、処理の編集を行います。
メール本文にユーザーページへのログイン用URLを記載すると、クリックするだけでユーザーページへ進む流れが作れます。
kViewerで申し込み確認ページを作成する
フォームブリッジで受講申し込みデータを登録できるようになったので、受講の確認やキャンセルができるページをkViewerで作成します。
完成イメージはこちらです。
詳細画面からキャンセルすることも出来ます。
ユーザーページを利用するための設定
ユーザーページを使用できるようにするには、「Toyokumo kintoneApp認証」が必要です。
まず、ビューの設定で「Toyokumo kintoneApp認証」を選択し、「Toyokumo kintoneApp認証を利用する」にチェックを付けます。
そして「Toyokumo kintoneApp認証」を利用するユーザーのメールアドレスを登録します。実際の運用では、セミナー申し込みされたユーザーのメールアドレスをここに追加していく形になります。
画像にあるように、CSVでのユーザー登録やkintoneアプリとのユーザー情報の同期という方法もあります。自社に合った運用方法が考えられますね!
ユーザーページに表示するプロフィールを作成
ユーザーページには、プロフィールを表示できるようになっています。
プロフィール設定画面で会社のロゴ画像やコメントを入力すると、ユーザーページ上で表示されます。
ユーザーページの表示イメージはこちらです。赤枠部分にプロフィールが表示されます。なお、ユーザーページには、「Toyokumo kintoneApp認証を利用する」フォームやページしか表示されないので、一般公開しているフォームは表示されません。今回の例の場合、セミナー申し込みフォームは表示されないので、プロフィールのコメント欄にリンクをつけるという工夫をしてみました。
今までは、以下の赤枠のビューはユーザー側でURLを管理する必要がありました。ユーザーページによって、公開されたビューが自動的に表示されるようになっています。URLをメールから探したりするのは面倒だったので、とても便利になりますね!
実際の動作を確認!
それでは実際に動作を確認してみましょう。
まず、フォームブリッジでセミナーの申し込みをします。
申込者に自動でメールが送付されます。
管理者は、Toyokumo App認証に申込者のメールアドレスを登録します。
申込者は、受信したメールに記載してあるURLからアクセスします。
「メールアドレスでログイン」を選択し、メールアドレスを入力して「送信」ボタンを押します。
ログイン用のリンクがメールで送付されるので、ログインします。
ユーザーページが表示できました!
受講申し込み履歴を開いてみると、申し込んだ内容も反映されています!
おわりに
いかがでしたか?今回はユーザーページを使ってセミナーの受講管理を作成してみました。録画した動画でいい場合は、セミナー動画の閲覧ページをkViewerで用意すれば、申し込み~セミナー受講までをkintone×トヨクモ製品で完結させることもできますよ。
他にも、様々な会員用ページに応用ができると思います。トヨクモの製品は30日間の無料体験もありますので、みなさんもぜひお試しください。
試してみたいけど、自分だけでは難しそう・・・という方は、ぜひ、みよっちの所属するJCS DX推進グループにご相談ください。kintoneやフォームブリッジ、kViewerの導入~設定はもちろん、各種アドバイス~開発~内製化支援まで、様々なサービスを提供しています。
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この記事を書いた人
みよっち
kintone認定アソシエイト。10数年行った金融系SEから、kintoneSEにキャリアチェンジしました(一念発起したわけではなく、流れ的に)。kintoneと息子をこよなく愛しています。
参考サイト