NotionがGitHubと連携できるようになったので早速試してみた

アイキャッチ
2022年08月10日

先日Notionで外部ツールとの連携機能が正式リリースされたので、早速GitHubと連携してみました。

Synced Databases bridge the gap between different tools

Notionを利用して課題に感じていたこと

JCS DX推進グループでは、複数のプロジェクトのドキュメントやタスク管理でNotionを利用しています。

非常に満足しているのですが、Notion上で管理しているタスクとGitHubのPR(プルリクエスト)を同期するのが面倒という課題がありました。

NotionとGitHubを連携してみた

当記事の本題です。

連携方法はこちらの通りで非常に簡単ですが、日本語情報がないので念の為さらっと記載しておきます。

1. NotionでGitHubをアプリ登録する

Notionの左上にある Settings & Members -> My connected appsのGitHubで Connect をクリックします。

NotionのGitHubApps連携画面

あとは画面の通りに許可するGitHub組織を選択すればOKです。

2. GitHub PRのデータベースを作成する

※GitHub連携ではイシューとPR(プルリクエスト)を同期できますが、今回はPRのみ説明します。

まずは連携するGitHubリポジトリのPRリンク(https://github.com/xxx/xxx/pulls)をコピーしておきます。

続いてNotion上のDBを作成したい箇所に先程のリンクを貼り付け、Paste as databaseを選択すればデータベースの作成は完了です。

NotionにGitHubPRデータベースを作成する手順

なお、DBになっているということは、NotionからイシューやPRも更新できるの?と気になる方もいらっしゃると思いますが、機能紹介ページにある通り、

Synced Databases are read-only, so although you can bring information into Notion from GitHub and Jira, any changes to a ticket, task or PR need to be made in the original tool, providing a safeguard against unintentional edits and preserving your source of truth.

(Google翻訳)

同期されたデータベースは読み取り専用であるため、GitHub や Jira から情報を Notion に取り込むことはできますが、チケット、タスク、または PR への変更は元のツールで行う必要があり、意図しない編集に対する保護を提供し、信頼できる情報源を維持します。

Notion上では読み取り専用です。

3. Notion上のデータベースと連携する

データベースを作成するだけでも一定の効果はあると思いますが、やはり連携するのであればNotion上のデータベースとも連携したいと思うのがNotionerの性というものです。

基本的な連携方法は通常のデータベースと同様、Relationカラムで行います。(Relationカラムの説明はこちらを御覧ください)

Relation先のデータベースに先程のPRデータベースを選択すると以下のような画面が表示されます。

Relationカラム設定時の項目

ほとんど通常のRelationと同一ですが、Automatically Relateというものが存在していることがわかります。

こちらは機能紹介ページにある通り、

With Github and Jira Synced Databases, you can set up auto-relations, so any time an item in the Synced Database (a Github PR or a Jira Issue for example) includes a link to a Notion page in the auto-related Notion database in its description or title, the relation will automatically be populated. This makes it easier to keep track of Pull Requests and Tasks/Issues in Notion.

(Google翻訳)
Github および Jira 同期データベースを使用すると、自動関連付けを設定できるため、同期データベース内のアイテム (Github PR や Jira 課題など) に、自動関連付けされた Notion データベースの Notion ページへのリンクが含まれる場合はいつでもその説明またはタイトル、関係は自動的に入力されます。これにより、Notion でのプル リクエストとタスク/問題の追跡が容易になります。

GitHub上のイシュー、またはPR本文にNotionタスクのリンクを含めていれば、自動でリレーションを張ってくれるという大変優れた機能です。

この機能を使うことで、Notion上のタスクとPRを全自動で連携することが可能になります。

なお、2022/08/10現在、イシューやPRタイトル、ステータスを変更してからNotionに反映されないケースがありましたが、細かい使い勝手は今後のリリースに期待したいと思います。

おわりに

今回はNotionとGitHub連携というNotionerには大変興味深いリリースがありましたので、速報で機能紹介をさせていただきました。

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