ezbloxが目指すもの ― kintoneの良さを、もっと活かすために
私たちは、kintoneの良さをもっと活かすことを目指して、ezbloxという連携サービスを開発しています。
今回は、「ezbloxの目指すもの」を紹介します。
kintoneの良さ
kintoneの一番の良さは、業務改善を「現場主導」で進められることだと思います。
ITに詳しい人だけでなく、実際に業務をしている人がアプリを作り、調整し、使いながら改善していける。
この距離の近さは、他のツールではなかなか実現できません。
また、kintoneは「作って終わり」ではありません。
使ってみて、違和感があれば直し、業務が変われば形を変える。
そうやって使いながら育てていける柔軟さがあります。

現場で見えてきた、もう一つの現実
一方で、kintoneを実際の業務で使い込んでいくと、kintoneの基本機能だけでは壁にぶつかる場面も出てきます。
それは決して、kintoneの設計が悪いからではありません。
業務が複雑になったり、運用が成熟してきたりすると、
どうしても「もう少し踏み込んだことをしたい」という場面が出てきます。
中には、
- 業務上、無視できないレベルの不満
- 基本機能だけではどうしても回らない要件
が生まれることもあります。
kintoneが現場にしっかり使われているからこそ、
次の段階の課題が見えてくる、という側面でもあります。
改善を進めようとしたときに立ちはだかる壁

プラグインを足すほど、全体が見えにくくなる
機能を補う手段として、プラグインはとても有効です。
ただ、改善を重ねる中で、さまざまなプラグインを追加していくと、別の大変さが出てきます。
- どのプラグインが何をしているのか分かりにくくなる
- 設定画面が分散し、全体像を把握しづらい
- プラグインごとに契約や更新が発生し、管理が煩雑になる
機能的には前に進んでいるはずなのに、
運用や管理の負担が増えていくという状態です。
カスタマイズに寄せると、一気に重くなる
では、プラグインではなくカスタマイズで対応すればいいのかというと、こちらにも別のハードルがあります。
比較的シンプルな要望であっても、JavaScriptを書く必要が出てくる。
書いたコードは、どうしても書いた人に知識が寄りがちです。
- 修正するのが怖くなる
- 別の人が触れない
- 将来の変更を考えると、踏み切れない
改善しようとして選んだ手段が、
改善のスピードを落としてしまうこともあります。

結果として起きること
こうした構造の中で、
- 改善が後回しになる
- 「今はいいか」と我慢して使い続ける
という判断が積み重なっていきます。
kintoneの良さである
「現場で育てていく」
という流れが、意図せず止まってしまう瞬間です。
ezbloxが用意した「3つの関わり方」
ezbloxでは、こうした構造を前提にしたうえで、改善のやり方を一つに固定しないという考え方を取りました。
できる人だけが頑張るのではなく、今のスキルや立場に合った関わり方を選べること。
そして、その選択肢が分断されず、同じ延長線上にあること。
それを実現するために、ezbloxではミニプラグインという機能を用意して、次の3つの使い方ができるようになっています。
ミニプラグインでかんたん機能追加(初心者向け)

まずは、用意されたミニプラグインを選んで使う。
コードを書かなくても、すぐに効果を実感できます。
「改善に関わる最初の一歩」としての入口です。
ミニプラグインをカスタム(中級者向け)

既存のミニプラグインをベースに、設定や挙動を調整します。
ezbloxのミニプラグインはブロックの組み合わせでできているので、プログラミング知識がなくても視覚的な操作で編集することができます。
ゼロから作らなくても、現場に合った形に近づけていけます。
ミニプラグインを1から作成(上級者向け)

さらに踏み込めば、ミニプラグインを1から作成できます。
作ったものを再利用したり、他のアプリに展開したりすることも可能です。
大切にしているのは「段階を飛ばさないこと」

ezbloxが大切にしているのは、最初から難しいやり方を前提にしないこと です。
今できる形から始めて、必要になったら、自然に次の段階へ進める。
スキルが上がっても、考え方や道具を切り替える必要はありません。
ezbloxを通して実現したい世界
ezbloxを通して実現したいのは、
- 業務改善を途中で諦めなくていい状態
- 現場の工夫が、無理なく積み重なっていく状態
です。
「改善し続けられる状態」を保つこと。
それが、kintoneの良さをもっと活かすことにつながると考えています。
おわりに
ezbloxは、kintoneの良さを活かすために生まれました。
現場で育て、直し、工夫し続けるというkintoneの思想が、途中で止まらないための選択肢です。
改善のやり方を一つに固定せず、今のスキルに合った関わり方を選びながら、自然に次の段階へ進める。
そんな状態を支えることを目指しています。
現在、ezbloxは開発中で、2026年3月中のリリースを予定しています。
リリースまで少々お待ちください。