#メンディと学ぶkintone
Vol.6 ROUND関数について
こんにちは。ラーメン二郎では「野菜少な目、アブラ、ニンニク」のコールが鉄板のメンディです。
脂肪が、増えました。
さて、今日もkintoneの関数についてお届けします。今回は四捨五入を行う「ROUND」について学んでいきましょう。
ちなみに、私の体重を四捨五入すると・・・いや、やめておきましょう。
ROUND関数とは?
簡単に言うと、四捨五入をしてくれる関数の事です。
ROUND(数値フィールド,四捨五入したい桁数)というルールで入力します。わりと簡単そうですね!
ROUND関数を使ってみる
いつも通り、実際に使って動きを見ていきましょう。
今回は、入力された数値を四捨五入するというアプリを作ってみます。それだけだとシンプルすぎるので、桁数の指定でどのように変化するかもわかるようにします。
設定内容
まず、数値を入力するフィールドを1つ用意します。そして、入力された数値を四捨五入するフィールドを4つ用意します。
フィールド名 | フィールドコード | フィールドの形式 |
---|---|---|
数値 | 数値 | 数値 |
0桁 | _0桁 | 計算 |
1桁 | _1桁 | 計算 |
2桁 | _2桁 | 計算 |
1の位 | _1の位 | 計算 |
フィールドの作成が完了したら、四捨五入用の計算フィールドに、ROUND関数を含む設定を行っていきます。
ROUND関数は「ROUND( 数値, 桁数 )」という形で入力します。「ROUND( 数値 )」のように桁数部分を省略すると、桁数0とみなされて、小数点以下第1位で四捨五入されます。
「桁数」に「1」を指定した場合、小数点以下第2位が四捨五入されて、小数点以下第1位までの数値が計算結果になります。
同様に、「桁数」に「2」を指定すると、小数点以下第2位までの数値となります。
整数も対応可能で、「桁数」に「-1」と指定すると、1の位が四捨五入されます。
設定完了後、画面右上にある、アプリを更新ボタンをクリックして更新を反映します。
これでROUND関数を使用する準備が整いました!
実行結果
レコードの追加画面を開いて、数値フィールドに値を入力してみます。
結果は・・・?
それぞれ、指定した桁数で四捨五入できていますね!
調子に乗って、いろいろなパターンで試してみます。
4以下は切り捨て、5以上は切り上げをしっかりしてくれています。
メンディが頭で計算すると一瞬フリーズしますが、kintoneは一瞬で計算してくれます。性能の差を感じます。
今日のまとめ
今回はROUND関数についてご紹介しました。IF関数と同じく、こちらも利用頻度や実用性が高い便利な関数です。桁数部分の特性を把握すれば、IFよりも簡単に使いこなすことができると思います。
今回は四捨五入のパターンだけを扱いましたが、切り捨てや切り上げができるROUND関数もあります。それは次回の応用編でお届けしますので、お楽しみに!
最後に宣伝です。メンディの所属するJCSでは、「キントレ」というkintoneの専門チームをレンタルするサービスを行っております。
専門チームのレンタルというと敷居が高く感じられるかもしれませんが、関数の使い方のようなちょっとした相談の話し相手としても対応できますので、kintoneに関するお困りごとや相談事がありましたら、お気軽にご連絡ください。
興味がありましたら、以下のリンクからサービスの詳細をご覧ください。