krewDataを手動で実行!実行権限設定の小技もご紹介
kintoneの活用が進むと、このアプリとこのアプリのデータをつなげて集計したい!という要望が自然と出てきます。そんなときに真っ先に上がる解決策が、グレープシティさんの提供するkintoneプラグイン、krewDataを使う方法です。
今回は、そんなkrewDataと、krewDataを手動実行する方法についてご紹介します。
krewDataとは?
アプリ間のデータをノンプログラミングで集計できるプラグインです。
予算と実績を集計して、予実管理データを作るといったことができます。
以下の2つのプランが用意されています。
スケジュール実行プラン
決められた日時に集計を実行できます。例えば、以下のような活用が考えられます。
- 毎朝4時に前日の売上データを集計して予実管理を行う
- 毎月3日に前月の経費データを集計する
リアルタイム実行プラン
アプリにレコードを追加したときなど、なんらかの動作をした際に、即時実行することができます。
購入データが登録されたときに、自動で月次実績アプリを更新する・・・などが考えられます。スケジュール実行の場合はタイムラグが発生しますが、リアルタイム実行プランでは、その名の通りリアルタイムで集計結果が確認できるようになります。
krewDataを手動実行するプラグイン
2つのプランでカバーできる範囲は広いのですが、どちらにもマッチしないケースがあります。
例えば、毎月集計をする必要があるものの、「毎月XX日」と固定できない場合。
そんな場合は、ジョイゾーさんのkrewData手動実行プラグインがおすすめです。こちらのプラグインを導入すると、好きなタイミングでボタンを押すことでkrewDataが実行できます!
※こちらのプラグインを利用するには、krewDataリアルタイム実行プランの契約が必要となります。
毎月の経理処理、終わる日がいつも違う・・・という場合も、処理が終わった日にポチッとボタンを押せば、月次集計が走って気持ちよく月次処理を終えられます。
手動実行に権限設定をする方法
krewDataの手動実行は便利ですが、2022年10月現在の仕様では、誰にでもボタンが表示されます。
そのため、特定の人だけが実行できるようにする場合、少し工夫してあげる必要があります。
前提として、krewDataの手動実行は、集計対象のアプリでしか実行できないわけではなく、どのアプリからでも実行できます。
これを利用して、以下のようにしてみましょう。
- krewDataの手動実行専用のアプリを用意して、プラグインが使えるように設定する
- 1で用意したアプリのアクセス権設定で、手動実行していい人にだけ権限を与え、それ以外の人はアプリが使えないようにする
- 1で用意したアプリを使ってkrewDataの手動実行を行う
こうすると、限られた人だけがkrewDataを手動実行できるので、関係者以外はボタンを押さないでください!といった周知をせずに、安心して利用することができます。
おわりに
krewDataのご紹介、いかがでしたか?
kintoneはできることも多いですが、できないことも多くあります。それでも、ちょっとした工夫やアイディアでやりたいことが実現できる場合がありますので、様々な情報や、弊社のようなパートナー企業をご活用ください。そうすることで、kintoneがもっとうまく、楽しく活用できると思います。
JCS DX推進グループでは、krewDataの導入~設定はもちろん、各種アドバイス~開発~内製化支援まで、kintoneに関わる様々なサービスを提供しています。kintoneに関する興味や悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
Yamada Takahiro
kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート。事業責任者、PjM、開発、セールス、PR、マーケティング、組織管理と幅広く活動しています。いま好きなマンガはアオアシとキングダム。
Twitter:@yamada_jcs
参考リンク(プラグイン提供元)